ボーカロイドの活用で広がる
楽曲制作と音楽業界の可能性

ボカロ、ボカロPという言葉は、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ただ、一体何なのか、どういうものなのか、よく知らないという人も多く、なんか機械音声が歌うんだって?くらいにしか認知されていないのも事実です。

ボーカロイド(ボカロ)を用いた作曲活動は立派な職業として成り立ち、さらにボカロ関連の仕事も多岐にわたり展開されています。


エンタメ業界のひとつの分野として成立しているボーカロイド業界について解説していきます。

ボーカロイドとは

ボーカロイド(VOCALOID)、通称「ボカロ」はヤマハが開発した音声合成技術と、その技術を用いた楽曲制作ソフトの名称です。

「ボーカロイド」という名前から、何かロボットのようなものを想像した方もいるかもしれませんが、具体的にはソフトのこと、そして合成された音声をキャラクター化したもののことを指す言葉なのです。

したがって、ボーカロイドという職業があるわけではなく、ボーカロイドを使って作曲したり、ボーカロイドのキャラクターを生み出したり、ということが仕事になるイメージになります。

誰でも気軽に楽曲を発信できるように

ボーカロイドの開発により、楽曲制作、作曲のハードルが下がり、誰でも気軽に自作曲を生み出して発信できるようになりました。

歌を作りたいと思っても、自分が歌うのが苦手だったり、作った曲を歌ってくれる歌手を見つけられなかったりすると、リリースのハードルが上がります。それが、ボーカロイドを用いて楽曲を作れば、作ったそばからソフトの合成音声が歌い上げてくれるのです。

できあがった楽曲は、そのままYouTubeやニコニコ動画などの動画配信プラットフォームに投稿して発表できます。

無限大に広がる表現の幅

ボーカロイドは機械であり、人間離れした歌も歌わせることが可能です。

モーツアルトのオペラ「魔笛」の「夜の女王のアリア」というクラシック界で非常に有名な曲があります。この曲はソプラノ歌手が普通の人間には出せないような高音で歌い上げる曲で、難度が高くオペラ歌手を目指すソプラノたちの関門として知られています。

このような超絶技巧とも言えるような曲も、ボーカロイドならば一瞬で歌い上げてしまうのです。

初音ミクが歌った「夜の女王のアリア」

この曲は人間でも歌える曲ですが、ボーカロイドを使えば人間には絶対に歌えないと言えるような楽曲でも歌わせることができます。これにより、表現の幅が広がり、楽曲制作の自由度が高まりました。

ボーカロイドが人間離れした曲を歌い、これを「歌い手」という生身の人間が歌うことにより、注目が集まり、いわゆる「バズる」という効果を生み出すこともできるようになり、業界を盛り上げています。

代表的なボカロキャラクター

ボーカロイドはあくまでソフトであり、ロボットではないのですが、この声をイメージしたキャラクターが生み出され愛されています。

代表的なボカロキャラクターをご紹介します。

ボカロ曲を制作するボカロPという職業

ボーカロイドを用いて楽曲を制作する人のことを、通称「ボカロP」と言います。この「P」はプロデューサーのことですが、実際に何かをプロデュースするわけでなく、単純にボカロ曲を作る人のことを指しています。

ボカロPの収入源

ボカロPは職業としても成り立っています。

主な収入源は下記の通りです。

  • YouTubeの広告収入

    動画再生時に再生される広告により収益を得ます。
    YouTuberと同じ収入源となります。

  • CD販売・有料配信

    気曲をアルバム化して販売したり、有料配信をおこなうことで収益を得ます。

  • 受注制作

    企業や個人から依頼されて楽曲を制作します。

ボカロPだけでない
ボーカロイド関連の仕事

ボーカロイドまわりの仕事は、ボカロPだけではありません。

YouTubeやニコニコ動画などにアップロードする際には、イラストや映像を流します。このイラストを作ったり(絵師)、動画を編集したり(動画師)する仕事があるのです。

また、ボカロ曲を実際に人間が歌う「歌い手」という仕事もあります。shudouさんが作曲した「うっせぇわ」で大ヒットし注目を浴びたAdoさんは「歌い手」です。

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